【アンリミテッド】豪風のリノセウス 構築編
豪風のリノセウスとは
噛み砕くと、プレイする度に攻撃力が1上がり、6回目のプレイ以降から疾走が付与される。このゲームのライフは最大20のため、8回目のプレイ時には攻撃力が6+7+8の計21点でOTKを狙えるカード。
理想ムーブが出来れば最短で5ターン目にOTK可能という化け物。ここまではならなくとも6,7ターン目に決着が着くことも多く、2019年7月現在アンリミテッドのトップメタの1つとなっています。
このカードを使ったデッキのリストについて簡単にまとめます。
採用候補
7月20日に開催されたJCGアンリミテッド予選・決勝のデータを主に参考にさせていただき、ツイッターや考察窓などの自分なりの考察も踏まえて書いています。
確定枠
ほぼ2枚~3枚搭載されているカード
・豪風のリノセウス
先述した通り。このカードをサーチ、バウンスするカードをメインに組んでいく。
・自然の導き 対空射撃 妖精の奔流
1コスバウンススペル群。
自然の導きはキャントリップ効果が付いている超優秀カード。
対空射撃はバウンス兼除去スペル。
妖精の奔流は回復効果が目に見えて役立つことは少なくエンハンス効果で撃ち辛いこともこともあるが、リーサルのスピードに大きく響いてくるのでこの9枚は必須。
・眠れる妖精の森
基本的にはチョイス後の妖精の大あくび、妖精の目覚めがメイン。
大あくびは相手のフォロワーをロックすることでリノ完成までの時間稼ぎが出来る。
妖精の目覚めはミラーでの重要カード。これを張っている限りリノセウスが進化を切らないと顔を殴れないため、逆に相手の目覚めを破壊する手段も用意したい。
・ダンジョンフェアリー 機械樹の番人
2/2/2でありながらバウンス能力を兼ね備えたカード。
対面によってはバウンス先が無くても普通に2ターン目に出します。
番人は守護を持っているため、相手のリーサルをずらせることもある。
ダンジョンフェアリーは一応確定枠に入れましたが、ざわめく森やミニゴブリンメイジでサーチするフォロワーを絞った構築では減らされていることもありました。
・妖精のいたずら
双方の場のカードをバウンスするカード。
エイラで育ったフォロワーやフラウロスなどの処理しきれないフォロワーを戻して時間稼ぎをしたり、リーサルターンに相手の守護を戻して殴りに行ったりととても便利。
・森の女王・リザ
ファンファーレでリノセウス確定サーチ、ラストワードでリザやエンシェントエルフをサーチするリストが多い。
2パスしてもこれ1枚でゲームが成り立ってしまうこともしばしば。強い。
選択枠
採用されない理由があるのでメリットとデメリットに分けます。
太字は採用されることが多いカードです。
・エンジェルスナイプ
メリット
相手の先1リノや姦淫の信者をしばける。アザゼルバリアの上からリーサルを取りやすくなる。
デメリット
ピンポイントすぎる。
・新緑の加護
メリット
リノリザが引けない時に手札のバウンスカードを使ってドローが出来る。
攻撃力の上昇でトレードがしやすくなる。(リザの2/3、2/2を3/2にすることでリノ進化で取られない等)
デメリット
余ったコストで置けないと腐りやすい。
終盤引くと弱い。
・新たなる運命
メリット
ハンドにリノセウスがないときに最もデッキを掘れるカード。
デメリット
逆にハンドが揃っていると撃てない。
ハンド枚数が少ないとバリューが低い。
・熾天使の剣
メリット
特にミラーで妖精の目覚めの破壊に役立つため出来るだけ入れておきたい。
処理が面倒な糸蜘蛛や、大型守護の確定除去。
デメリット
エンハンス時にたまに撃ちにくい。
エイラ4コスになって倒せなくなって悲しい。
・愛の妖精・ポーラ
メリット
条件付きだが2/2/2のバウンスカード。
デメリット
バウンスは他で事足りることが多い。
・デビルフラワー
メリット
簡単な条件でアミュレットを破壊できるため、ミラーでの目覚め対策だけでなくエイラの祈祷も割りやすい。
デメリット
対面によっては完全に腐ってしまうことがある。
・強者の威風
メリット
コスパのいい優秀な除去スペル。特にユリウスが取れるのがよき。
デメリット
ランダム要素がある。横並び時に対象を取りにくい。
・アリアの旋風
メリット
優秀なAOE。3ターン目リザスタートなどで取られたテンポも取り返しやすい。
リザを倒しに来ない相手に対してラストワードを自発的に発動しやすい。
デメリット
対エイラなどで大型を並べられた時には確定除去やロックするカードの方が有効。
・ざわめく森
メリット
ロックで時間を稼ぎつつサーチできる。ミラーなど序盤のテンポを意識しなくていい対面であれば、エンハンスで4ターン目に置くのも有効。
デメリット
リノセウス以外にもエルフフォロワーが多く存在するためサーチ先が不安定。採用するのであればエンシェントエルフ、ダンジョンフェアリーを減らしてサーチ先を明確にしたい。
・ミニゴブリンメイジ
メリット
リノセウスをサーチできる可能性がある。2/2のため最低限のトレード能力がある。
デメリット
2コスバウンスフォロワーが入っているとリノセウス確定サーチではない。
ざわめく森などサーチに寄せる構築であれば採用が検討されそう。
・エンシェントエルフ
メリット
守護兼バウンス。5ターン目以降でリノセウスを同時に複数回収するムーブが強力。
守護と同時に目覚めを置くとリーサルが非常に取られにくくなる点でも優秀。
リザからのサーチで持ってきやすい。
デメリット
ざわめく森のサーチに引っかかることがある。
逆にざわめく森を入れない構築では採用しない理由は特に見つからない。
・バッタの指揮者
メリット
1プレイ目に出すことでリノセウスかリザをサーチ出来る。採用率の割には強力に思えるカード。
デメリット
リザのラストワードのサーチ先がブレる。
2/1がたまにキズ。
・人喰いの庭
メリット
熾天使の剣で破壊されない。リーダー被攻撃時に2点与えるため、ドロシーの刃などミラーのリノセウス以外にも止められるフォロワーが多い。
デメリット
対エイラなど高スタッツが多い相手には腐ってしまう。(妖精の森は撃ち分けられるためその点でも優秀)
・不殺の円陣
メリット
エルフの精神統一。ダメージ軽減効果もあるので相手のリーサルを回避できることもある。私の推しカード。
デメリット
除去を積んでいない構築だと失ったテンポを取り返しにくい。
・エンジェルシュート
メリット
相手の大型守護、目覚めをはじめとしたアミュレットを確定消滅できる。対エイラではアミュ本体よりも守護を消した方がいいことが多い。
ドヤ顔で出て来たハルクドラゴニュートを消して悲しくさせることが出来る。
デメリット
相手にもドローを与えるが、こちらはリーサルを見据えていることの方が多いためそこまで気にならない。むしろこちらのキャントリップが偉い。
・唯我の一刀
メリット
条件付きだがエンジェルシュートよりも1コスト低く撃てる。
デメリット
エンジェルシュートの方が強い場面の方が多そう。
構築例
今私が使っている構築。自分なりのスタンダード。
ざわめく森のサーチを重視した型。フォロワーを減らした分除去が多め。バウンスが少ないため少し使いにくかった。
ぐだぐだ書いてたら次のJCG始まってしまいそうになってるので一旦この辺で。後日プレイング、マリガン追記予定です。
現行のアンリミグランプリやJCGに向けて少しでも手助けになれば幸いでございます。
次回は大きなナーフがなければエイラかドロシーについてまとめようと思います。